醤油の塩分が気になる人に!江戸時代からの調味料「煎酒」

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私は醤油が大好きである。
世界で一番優れた調味料ではないかと思っているくらいである。
(世界の調味料ってどんなのがあるのか知らないですけどね)

 

しかし醤油の唯一にして無二の欠点は塩分濃度が高いことである。

 お刺身に付けるくらいならたいした量を摂らないだろうが、私は毎朝卵かけご飯に醤油を掛けるので、推定小さじ2杯分くらいはご飯にかけていると思われる

 

醤油の塩分量は小さじ一杯で0.9gだそうだから、二杯で1.8g。
1日の塩分摂取目標量が男性で8gだから、卵かけご飯だけでもう1日の四分の一近くの塩分を摂取したことになる。
えー塩分を1日8gなんて不可能じゃない?

 

しかし、減塩醤油なんてもってのほか。美味しくないの。
減塩醤油をかけるくらいなら麺つゆでもかけたほうがまだマシである。

 

 そんなとき「煎酒」という調味料を知った。「いりざけ」と読む。
wikipediaによると江戸時代中期まで広く用いられていたが、醤油が普及するにしたがい利用が減った調味料だそうだ。
日本酒に梅干と花がつおを入れ、ことことと煮詰めたものだそうで、塩分は醤油に比べて60%は少ないという。
ものは試しと思って「煎酒」を買ってみた。

煎酒(いりざけ) 小

煎酒(いりざけ) 小

 

 

梅干を入れて煮込んでいるから、酸味が強いのかなと思ったら、思っていた以上にさっぱりしていて甘みがある。
うん。おいしい。
卵かけご飯にサラダ。天ぷらにもよさそうだ。
刺身もいけなくはない。特に白身の刺身ならOKだろう。赤身の刺身には普通の醤油の方が合う感じがする。この辺りは好みもあるだろう。

 

とても気に入った「煎酒」であるが、これの大きな欠点はお値段が醤油よりも割高であることだ。
さらにAmazonで買うと通常の定価よりも高いので、デパートやスーパーで売っているならそちらで買う方がよいでしょう。
上記のAmazonのページだと1,256円(12/26現在)であるが、銀座三河屋の通販を使えば700円である。(ただし送料を含めれば+600円くらいかかる)

 

ちなみにではあるが、なぜAmazonで高く売っているかというと、「煎酒」を発売している銀座三河屋が暴利を貪っているのではなく、実際にAmazonで発売しているのは銀座三河屋ではなく別のお店であり、そのお店がAmazonのシステムを利用して発売しているので、そのシステム利用料にお金がかかる分割高になってしまうのである。
値段が定価よりも高いといってレビューの得点が低くなっている商品もあるが、それはちょっと商品が可哀相である。

 

送料として別料金になっていれば分かりやすいのだが、システム利用料を含めた値段にされてしまっていては、Amazonのシステムを知らない人には値段をつり上げているように見えてしまうだろうなぁとは思う。

 

◯◯◯が販売し、Amazon.co.jp が発送します。
と書かれてあるのもはAmazonが仕入れ販売している商品ではないので、割高になっていないかを確認してから購入するしたほうがよいでしょう。割高だったとしてもたいがい送料分くらいなので、送料として考えてみて問題なければ購入するのがよいかと思う。

 

ちょっと「煎酒」とは関係ないお話になってしまったが、醤油では塩分が気になるのだけれど減塩醤油を使いたくない!という人にはお勧めの調味料です。