料理が変わった!名刀の極み 貝印の関孫六・三徳包丁

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最近買った、貝印の関孫六シリーズ・匠創 三徳包丁 165mm_AB5100という包丁はあたりでした。


とにかく切れ味がいいです。
もともと自宅にあった包丁がだいぶ劣化して切れ味が悪くなっていたというのもありますが、この三徳包丁を使った日は感動しました。
長らく使っていた包丁はあまりの切れ味の悪さに刃物であることを忘れるというか、家族内では「安全包丁」などと呼んでいたくらいなのですが、久しぶりに包丁が刃物であることを思い出させてくれました。

ジャガイモのような固い食材も楽に切れます。
繊維質の食材も繊維をスパッと切断してくれます。
さらに驚いたのが、トマトの薄切りです。
よくテレビショッピングなどで包丁の切れ味の鋭さの象徴のように行われるトマトの薄切りですが、この包丁はそれができました。
皮にスッと包丁が入ると、柔らかく水っぽい身の中もススーっと刃が進んでいき、つぶれることなくトマトの薄切りができるのです。


ただ、世の中切れ味が鋭い包丁というのはいくらでもあると思います。
そもそも包丁なんて100均にも売っている一方、何万、何十万なんてものもざらにあるピンキリのジャンルです。
この包丁が優れているのはそこです。
私は、こちらを3000円足らずで購入しました。
この価格にしてこの切れ味、つまるところコスパがいいんです。
切れ味が鋭い包丁というのはいくらでもありますが、これをこんな値段で、というところがこれのすごいところです。
単に質だけを求められない、予算の限度もある一般家庭が使用するには十分な品だと思っています。
それほど数多くの包丁を使ってきたわけではありませんが、この価格帯の中ではかなり優れた包丁ではないかと感じました。


刀身についてはさておき、次は持ち手です。
グリップ部分はやや厚みがありますが、手の小さい私でも自然に握ることができます。
柄から刀身に向けて膨らみ、また萎んでいくという曲線を描いているのですが、この形が妙に手になじむのです。

 

全体的にはやや重みがあります。
しかしこの自重が伝わるのか、刃が自然と食材に入っていく感覚で、力を入れずにスッと切ることができます。
ただやはり重みがあることにはあるので、自重による切れやすさよりも重みが先行し、第一に「重い、疲れる」という感想を持つ方もいると思います。
基本的にはおすすめできますが、この点は力の衰えた女性には向かないかもしれません。


形はベーシックなので、これ一つで野菜から肉から魚から、大抵のものに対応できます。同シリーズには刺身包丁パン切り包丁なども出ていますが「初めて買う」「とりあえず試してみたい」という方はこの三徳包丁がおすすめです。


そんな万能なこの包丁ですが、唯一やりにくいなと思ったものがあります。
それが「芽取り」です。
ジャガイモなどの芽をえぐるとき、一般的には刃元の角を使うと思います。
しかしグリップの厚みのせいなのか刃の形のせいなのかうまく刃が入らず、これだけは唯一やりにくいと思いました。


とはいえ切れ味は前述したとおり、持ちやすく値段も含めて優れています。
さらにオールステンレスで継ぎ目がなく、洗う時も楽で清潔感もあります。
スポンジや洗剤など、「お決まり」アイテムの購入が多いキッチン用品の中、久々に買ってよかったと思った商品でした。

貝印 【名刀の極み 関孫六 シリーズ】 関孫六 匠創 三徳包丁 165mm AB-5100

貝印 【名刀の極み 関孫六 シリーズ】 関孫六 匠創 三徳包丁 165mm AB-5100