中学生の夏休みの工作のために。「【電子工作キット】 AM/FM 2バンド ストレートラジオ」

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子供の夏休みの宿題の一つとして、理科の工作がありました。
私は若い頃から電子工作が得意だったので、ラジオの工作はどうかなと思いました。私が中学生の時には技術家庭の授業でラジオの組み立てがありましたが、現在では中学校の授業でラジオを組み立てることもないとのことでした。

息子もラジオは好きですし、やってみたいといいました。ラジオの鳴る仕組みはともかく、電子工作の面白さをぜひ体験してみてほしいと考えました。しかし昔と違って街中のお店を探しても、ラジオのキットは販売されていません。


そこでアマゾンで調べたところ、複数のラジオのキットが販売されていることを知りました。購入者のレビューをよく読んで参考にして、「【電子工作キット】 AM/FM 2バンド ストレートラジオ」がいいと思い、思い早速購入しました。

 

【電子工作キット】 AM/FM 2バンド ストレートラジオ

【電子工作キット】 AM/FM 2バンド ストレートラジオ

 

 
届いたキットの箱を開けてみたところ、想像していたよりもたくさんの部品が入っていて多少驚きました。しかし息子は興味津々で早く組み立ててみたいというワクワク感でいっぱいの様子でした。はんだごてを握るのも初めてですから、まず最初にはんだ付けの練習を少ししてからコツをつかんだところで、ラジオの組み立てに取り掛かりました。


難しいICはすでに基板に取り付け済みでしたので、抵抗やコンデンサなどをはんだ付けしていくだけです。またそれらの取り付け位置も基板にわかりやすく書かれていますから、私にしてみれば簡単ではありますが、なにしろ部品が多く、電子工作初心者の息子にはちょっとハードルが高いかなと感じました。


私が部品を一つ一つ息子に渡し、それを息子が基板上の取り付け位置を探しながら差し込んではんだ付けしていく、という作業となりました。最初に小さな部品である抵抗とコンデンサを取り付けていき、その後可変抵抗器(ボリューム)、ポリバリコン、アンテナという順序で組み立てていきます。


しかし組み立て中にトラブルが一つ発生しました。抵抗とコンデンサは無事はんだ付けが終わったのですが、可変抵抗器を基板の裏表を間違えて差し込んでしまい、はんだ付けしてしまったということです。気づいた後にはんだ吸い取り線ではんだを取り除いて外そうとしたのですが、可変抵抗器は5本足でありしかも足が太くてしっかりとはんだ付けされていることもあってなかなかはずせません。

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せっかくうまくいっていたのに、こんなことで失敗しては息子にがっかりさせてしまうだけです。一時はどうしようかと青ざめてしまいましたが、なんとかしようとの一心でラジオペンチを使って力ずくで引っ張り、1時間くらいかかってなんとか取り外しに成功しました。


外した可変抵抗器の足はグニャグニャに曲がってしまいましたが、正しい向きに差し直すことができてはんだ付けもなんとかやり直すことができました。
その後残りの部品も取り付けることができて、組み立てが無事完了したところで電池を入れてスイッチを入れると、とても大きな音でラジオの放送が鳴ったので、息子は大喜びでした。既成のラジオに比べると決して感度は良いとはいえませんが、ストレートラジオならではの何とも言えないノスタルジックな感じの音質で、とても気に入ってくれました。


単に教材としてだけではなく実用性にも優れたキットで、息子は工作を終えてから毎日このラジオを聞いて楽しんでいます。男の子ですし、こうしたことがきっかけとなって今後自然科学の世界に興味を持ってくれたらいいな、と思いました。


現在ではなかなか手に入りにくくなったラジオのキットもアマゾンでは取り扱ってくれているので大変ありがたいと感じています。ラジオのキット以外にも様々な電子工作キットが販売されていますから、これからもぜひ利用したいと思います。

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